2020年
循環器病対策推進基本計画について
この度、令和2年10月27日付で『循環器病対策推進基本計画』が閣議決定され、当学会からのパブリックコメントが反映されて、循環器病に至る生活習慣病として『高尿酸血症』が記載されました(循環器病対策推進基本計画4ページ)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14459.html
『循環器病対策推進基本計画』では、2040年までに3年以上の健康寿命の延伸、年齢調整死亡率の減少を目指して、大きく3つの施策(知識啓発、保健・医療・福祉体制の充実、研究推進)に取り組むことが記されています。
高尿酸血症が、循環器病に至る生活習慣病として、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病等と並んで記載されたことは、大きな意義があります。今後、この基本計画を元に、各都道府県の「医療計画」「健康増進計画」「保険事業支援計画」等の循環器病対策の推進が図られます。
本学会としても、循環器病の「知識の啓発」「保健・医療・福祉体制の充実」「研究推進」の3つの施策に関して、高尿酸血症・痛風管理の観点から関係団体と協力しながら貢献して参ります。学会員の皆様におかれましては、循環器病に至る生活習慣病として『高尿酸血症』が記載されている旨を周知していただき、日々の診療、今後の研究に活かしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
日本痛風・尿酸核酸学会 執行部