痛風と尿酸・核酸”第44巻補冊「2019年改訂高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」英語版の公開について

日頃学会誌“痛風と尿酸・核酸”の発刊につき格別なる御高配・御厚情を賜わり、誠に有難うございます。
さて、この度、2018年12月末に診断と治療社より発刊されました「2019年改訂高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」のクリニカルクエスチョン（CQ）に関する部分を英語版に編集し、学会誌「痛風と尿酸・核酸」44巻の補冊としてJ-Stage上で一般公開する運びとなりました。これは日本語版の発刊で予想を上回る反響があったことも後押しし、国内のみならず国際的に当ガイドラインを出来るだけ多くの方に見て頂き、この疾患についてより広く知って頂きたいという思いから作成されました。
このガイドラインは1996年の第1版、2002年の第2版に続いての改訂第3版となります。今回はMindsのガイドライン作成法に準じ、医療行為に関するCQに対して網羅的な文献検索を用いて客観的なエビデンスを示し医療行為の益と害のバランスを評価にすることに加えて、患者さんの価値観や希望と医療経済を鑑みて作成されています。疾患としても年々注目されておりますので、一般公開されたこの機会をいかし是非御一読頂き、患者さんにより良い医療を提供できるよう、国際的な臨床の場で大いに役立てて頂きたいと心より願っております。

2020年3月
日本痛風・尿酸核酸学会　編集委員長　市田公美
日本痛風・尿酸核酸学会　編集幹事　　山内高弘

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痛風と尿酸・核酸 第44巻 補冊