2019年
学会名の英語表記について
会員の皆様にはお元気で御活躍のことと存じます。
さてこの度学会名変更に伴い、英語表記も変更となり、 『Japanese Society of Gout and Uric & Nucleic Acids』 と変わりました。やや複雑な学会名であり、決定に際し理事,編集委員の間でかなりの議論がありましたので、その内容を簡単にご紹介したいと思います。
ありきたりの直訳形ですと、Japanese Society of Gout and Uric Acid and Nucleic Acidとなります。本学会は、臨床色の強い痛風が1つのくくりで、基礎的研究も活発な尿酸・核酸がもう一つのくくりと考えられますので、そのニュアンスを出すことを考えました。その結果、最初のandはそのままandを用い、Uric Acid and Nucleic AcidはUric & Nucleic Acidsとし、Uric とNucleicとの間に、andよりも前後の語句をより強く結びつけるという御指摘も頂いている&を用いることに致しました。
また日本人的には、andと&が共存するのはおかしい感覚もありますが、nativeにとってはandとand、或いは&と&がダブる方が違和感がある様で、andと&で結ぶ今回の用い方はむしろ自然であり、またAcidが二つ続くことも避けるべきでUric & Nucleic Acidsとすべきだとのnativeの意見です。この時にUric AcidをUricと後半のAcidsで表記するのは、日本語で尿酸を尿と酸に分解するような感覚もありますが、英文ではそれほど気にならないとのことでした。
この様な様々な議論の結果、理事,編集委員の賛同も得られ、最終的に上に示しました英文表記となりました。まだまだ様々な意見もあろうかと思いますが、会員の皆様にも御了解いただければ幸甚です。よろしくお願い申し上げます。
理事長 上田 孝典